
お江戸東京の中でも90を下らない寺が集まる谷中は、静かに、じっくりと桜の美しさを堪能できる吉田さんのおすすめスポット。
さぁ、お花見寺散策といきましょう。
今回のお寺めぐり散歩はテラタビスト 寺旅研究家 の 吉田さらら さんにご協力いただきました。

お花見寺散歩のスタートは上野駅。上野公園周辺から谷中に向かうまで、それぞれ趣の異なった花見寺を巡っていきましょう。
まずは、古寺っぽいしっとりとした雰囲気が漂う『両大師堂』です。
門を飾るように咲く桜にも、境内で見上げる桜にも、それぞれに風情があります。
谷中七福神の大黒天像がある『護国院』では、18世紀前半の江戸建築のお堂に桜が華を添えています。
こちらのお堂はいつでも中に入れるので、福徳の神である大黒天もしっかり拝んで行きましょう。
お次は徳川家とゆかりの深い『寛永寺』へ。広い敷地にどっしりと構える本堂には、優美な桜が寄り添うように咲いています。
そして、八万四千体とも言われる圧巻の石地蔵群が迎えてくれるのが『浄名院』。
もの悲しさをも感じさせる石仏群と桜のコントラストもいいものです。
さて、谷中ではお寺巡りに加えて路地裏探索も必須です。お店などなさそうな路地裏に、老舗の煎餅屋や団子屋がひょっこり現れる。
例えるならば、裏原宿の隠れた一軒を探すような楽しさ。ガイドブックに頼るのもいいけれど、自分の足でひいきの味を見つけてみては。
路地裏探索に夢中になっているうちに日も傾いてくるはずです。そんな黄昏時におすすめなのが、日暮里駅近くの『本行寺』。
こちらの夕日に映えるしだれ桜は、吉田さんが「谷中の銘木の一つ」と定めたくなるほどの美しさです。
さて、あとは美味しいお土産抱えて家路に着くもよし、散歩途中に見つけた路地裏の一軒で一杯ひっかけるもよし。
「今度はあそこに行ってみよう」と何度も通いたくなる寺町、それが谷中です。
取材協力・写真:吉田さらら 氏
吉田さらら さん・・・・
ファッション誌の編集などを経て、趣味で始めた寺歩きが高じて、いつしか日本で唯一(?)の「テラタビスト(寺旅研究家)」を名乗るように。今回は桜の時期に合わせて「谷中」と、仏像巡りが楽しめる「目黒」を案内してもらった。著書に「お寺で遊ぶ 東京散歩」(新宿書房)、「お江戸寺町散歩」(集英社be文庫)など。最新刊に「奈良 寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)がある。インターネットサイト“オールアバウト”にて「神社、寺めぐり」のガイドも務める。
寺旅研究家“吉田さらさ”と行く韓国仏教「潅仏会」の旅
韓国では潅仏会(お釈迦様の誕生日)は休日で、全国のお寺ではさまざまな行事が行われます。 寺旅専門家の吉田さらささんと一緒に、百済仏教の中心地だった忠清道の名刹で潅仏会を体験しませんか?
詳しくは、三進トラベルサービス ホームページへ
コメント (0件)
フリーペーパー「al passo(アルパッソ)」
http://www.alpasso.net/article.php/20080317214341127